「幻影ガルクレセ」

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大きく分けて2つのコンセプトをもとに構築を組みました。

上から縛る

7世代に入りZ技の登場で考慮しなければならない事象がかなり増えましたが、それを少しでも楽に解決する詰め筋として選択しました。今回はメガガルーラの「猫騙し+不意打ち」という先制技での縛り性能と、メガゲンガーの「特性影踏み+S130族」という上からの押し付けに注目しました。

状態異常を利用する

①で上から縛るとは言いましたが、前のめりになってただ殴るだけで勝てるほど簡単ではありません。そこで今回は採用したメガ進化ポケモンとの相性を考えて状態異常をうまく利用して上から縛れる状態にしようと考えました。

 

 

【個体詳細】

 

f:id:irohapoke15:20180813174024p:plainガルーラ@メガストーン

性格:意地

実数値:207(212)-192(236)-121(4)-*-123(12)-126(44)

技構成:猫騙し 恩返し 不意打ち 炎のパンチ(↔︎地震

 

◇c147カプ・コケコのefデンキZ10万ボルトを93.8%耐え

◇a216メガメタグロスアームハンマーを93.8%耐え

◆不意打ちでh135b100メガゲンガーを75%で1発

◎最速テッカグヤ抜き抜き

 

f:id:irohapoke15:20180813174036p:plainクレセリア@ゴツゴツメット

性格:図太い

実数値:227(252)-*-181(196)-95-150-113(60)

技構成:冷凍ビーム 電磁波 月の光 毒々 (↔︎三日月の舞)

 

◇a197メガメタグロスアイアンヘッドほぼ3耐え

◇a216メガボーマンダすてみタックルほぼ2耐え

◎電磁波込み準速スカーフサザンドラ抜き

 

f:id:irohapoke15:20180813174050p:plainグライオン@毒々玉

性格:意地(↔︎陽気)

実数値:177(212)-141(108)-146(4)-*-108(100)-126(84)

技構成:守る 身代わり 毒々 地震

 

◇c222メガゲンガーの祟り目93.8%耐え

地震でh159b100メガゲンガーを確定一発

◎最速テッカグヤ抜き抜き

 

f:id:irohapoke15:20180813174105p:plainドヒドイデ@コオリZ

性格:図太い

実数値:157(252)-*-214(180)-73-172(76)-55

技構成:熱湯 毒々 黒い霧 自己再生

 

◇ステロ+a156ミミッキュの+2ゴーストZシャドークロー確定耐え

◇c155ゲッコウガの悪の波動を確定3耐え

◇c205ウルガモスの+1ノーマルZはかいこうせん87.5%耐え

 

f:id:irohapoke15:20180813174119p:plainミミッキュ@ミミッキュZ

性格:意地

実数値:161(244)-143(156)-103(12)-*-128(20)-126(76)

技構成:じゃれつく 影うち 剣の舞 呪い

 

◇a207ギャラドスの+1滝登りを93.8%耐え

◇c190メガゲンガーシャドーボール(≒c155ゲッコウガの水Zハイドロカノン)を93.8%耐え

◇c147 カプ・コケコの+1 ef10万ボルト確定耐え

◆+2影うちでASミミッキュを確定1発

◎最速テッカグヤ抜き抜き(ガルーラ、グライオンと同値)

 

f:id:irohapoke15:20180813174133p:plainゲンガー@メガストーン

性格:臆病

実数値:157(172)-*-100-201(84)-115-200(252)

技構成:鬼火 祟り目 ヘドロウェーブ 身代わり

 

◇a115グライオン地震(≒a143ミミッキュの+2影うち)確定耐え

◇c132カプ・コケコの+1 10万ボルト確定耐え

◆h177d139グライオンに対して状態異常祟り目でほぼ2発

◆h145d150カプ・レヒレヘドロウェーブで確定1発

◎最速

 

 

【個別解説】

 

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 今回は「猫騙し+不意打ち」という固有の縛り性能を持つガルーラに注目しました。似たような性能を持つポケモンミミロップが存在しますが、先制技を封じてくるカプ・テテフや状態異常を封じてくるカプ・レヒレに対して非常に弱いため選択肢から外れました。調整の意図としては、Sに振り切ったところで抜けるラインが非常に少ないため準速70族を意識している中速ポケモンを抜く程度までSは抑え、残りは耐久に回しました。これによって不一致等倍技や低火力技に受け出して「猫騙し+不意打ち」を打つ回数を増やすことが可能になりました。

 

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ガルーラとの相性補完に優れ、環境トップメガ進化であるボーマンダメタグロスリザードンに対して弱くないクッションとして採用しました。この枠はランドロスカバルドンと比較されますが、特殊ボーマンダや草結びグロスに役割破壊を許さない点はクレセリアに軍配が上がります。さらにエスパー耐性を持っているためスカーフカプ・テテフに一貫性を取らせないという他にはない利点もあります。調整の意図としては、環境にAを極振りしたボーマンダが増えており、HBに振り切ったところで+1恩返しを2発耐える見込みがなかったので、遅いランドロスロトムを意識してSに回しました。これによってボルトチェンジやとんぼ返りの上から状態異常を巻くことが可能になり、立ち回りが非常に楽になるケースが増えました。

 

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ガルーラでは後手に周りがちなランドロスカバルドンを崩しの起点にでき、コンセプトである状態異常とも非常に相性がいいため採用しました。調整に関しては、HSの場合はギャラドスミミッキュに強くなることができ、HAの場合はゲンガーやカプ・コケコに強く出ることができますがその性能は一長一短でした。クレセリアで電磁波を撒いてで麻痺待ちができたり、毒を入れた時のハメ性能を評価して身代わりを採用しました。

 

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前述した3匹では一般最強であるゲッコウガミミッキュにかなり薄いため採用に至りました。コンセプトである状態異常を必中で当てることができ、バトン構築などの絡め手にも強く構築の穴を埋めてくれました。メガリザードンYウルガモスなどの特殊ポケモンを相手にすることの方が多いため、物理耐久を最低限確保し、残りを特殊耐久に振りました。電気タイプに見せる隙が大きいため選出は慎重に行うようにしていました。

 

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切り返し性能、崩し性能、ギミックへの性能など採用しない理由が見つからないポケモンです。選出上ゲッコウガミミッキュで見ることも多かったので総合的な耐久値の上がるHAベースを採用しました。呪いは数的有利を取った時にガルーラの猫騙しと非常に相性が良く、終盤増殖しがちなオニゴーリを何とかするためにも必須級でした。

 

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主軸であるガルーラは毒々の通らないモロバレルテッカグヤなどを崩すことは難しいです。そこで2つ目の軸としてそれらを崩すことができ、構築上重たくなってくるカミツルギジャローダをキャッチして仕留めることができるゲンガーを採用しました。調整に関してはグライオンを意識しつつ、カプ・コケコと同速以上を狙いたいため最速をとりました。周りのポケモンで状態異常をばら撒きながらサイクルをした後に、祟り目で詰めるルートは非常に強力でした。

 

 

【構築の要点】

 

◆ガルーラとゲンガーの関係性f:id:irohapoke15:20180904203238p:plain↔︎f:id:irohapoke15:20180904203051p:plain

メガ進化ポケモンを2枚採用する際に気にしなければいけないのが、役割範囲のズレです。これに関しは前述している通り、対面寄りの構築にはガルーラを選出し、サイクル寄りの構築にはゲンガーを選出するといった具合です。今回はそれに加え2枚の相性補完に注目し、いわゆる2メガ選出を積極的に行える技構成にしました。例えば、ゲンガーを進化させたいが相手のゲンガーが重い時などはガルーラを非メガで選出し、ガルーラを出したいが相手のカミツルギが重い場合はゲンガーを非メガで選出したりします。これによって選出の柔軟性が広がり、対応できる構築の範囲が広がったと感じています。

 

 

◆攻めへのスイッチf:id:irohapoke15:20180813174036p:plainf:id:irohapoke15:20180813174050p:plainf:id:irohapoke15:20180813174105p:plainf:id:irohapoke15:20180813174024p:plainf:id:irohapoke15:20180813174133p:plainf:id:irohapoke15:20180904203051p:plainf:id:irohapoke15:20180813174119p:plain

選出に関しては、先発で様子見をしたガルーラやゲンガーをサイクル上で再び降臨させ詰めていく攻め1受け2のパターンと、クッションを1枚だけ挟んで手数をかけずに詰めていく攻め2受け1のパターンがあります(再選などでこちらを崩す手段がないとわかっている時は受け3という選出もします)。どちらも相手にペースを握らせずに攻めへとスイッチするタイミングが重要です。

 

 

◆Sラインを揃えるf:id:irohapoke15:20180813174024p:plainf:id:irohapoke15:20180813174050p:plainf:id:irohapoke15:20180813174119p:plain

相手の構築に明らかに物理受けのランドロスカバルドンが居る際に、この3体の選出をすることが多かったため素早さを全て揃えることで立ち回りの明確化を測りました。S126という数値に決めた理由は、最速テッカグヤを意識したデンジュモクスイクンなどの中速ポケモンを抜きたかったからです。

 

 

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最高2096

 

 ここ最近2100に乗れない呪いにかけられています。

やはり運要素の強いこのゲームはストレスも溜まりますし、時間も使いますし、結果が出ないと何してんだろうってふと我に返ることありますよね。

シーズン11お疲れ様でした。この記事がどこかの誰かの為になれば嬉しいです。

 

 

 

 

 ◯同時投稿 f:id:irohapoke15:20180813174133p:plainf:id:irohapoke15:20180813174119p:plainf:id:irohapoke15:20180813174036p:plainf:id:irohapoke15:20171011182133p:plainf:id:irohapoke15:20180614020636p:plainf:id:irohapoke15:20180813174050p:plain

 

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