【剣盾S1使用構築】ヌルアント+ニンフィア【最高11位/最終105位】

いろはです。

今回は、ポケモン剣盾ランクマッチシーズン1で僕が使用した構築を紹介します。

 

【結果】

最高11位/最終105位

 

【概要】

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【構築経緯】

シーズン中盤あたりまではバンギラスから展開し、ドリュウズやアーマーガアを通す構築を使っていたが立ち回りの安定感がなく、最終日まで使うには不安を感じていた。

そこで、タイプ:ヌルとアイアントを用いた「対面操作」+「高火力」の組み合わせを使っているきよみずさん(@Honey_Bee_1227←最終9位)と対戦した際、その構築の立ち回りの綺麗さに惹かれ、自分も使ってみようと考えた。

すると、7世代の時に愛用していたガルランドのような柔軟な立ち回りができることに気づき、何より対戦を楽しくすることができたため終盤まで使うことに決めた。

今まで命中不安を極力避けてきたため、アイアントはかなりの抵抗があったが、その固定観念を少しでも拭たら視野がもっと広がるかもしれないという期待もあった。

 

 

【コンセプト】

『クッションによる対面操作+上からの制圧』

 

 

【採用経緯】*採用順

①タイプ:ヌル

8世代の環境は、構築を前のめりにしすぎると初手の出し負けが一気に試合の負けに繋がることが多いと感じていたためクッションを何匹か採用し、対面操作を用いて有利対面を何度も作る戦い方が強いと考えていた。

そこで、タイプ:ヌルは攻撃の種族値も高いため相手の起点になりづらく、耐久も高い上に弱点も少なく、素早さが遅いため、相手の攻撃を受けながら後攻で「とんぼがえり」を複数回できるクッションとして適任だと感じ採用に至った。

 

アイアント

素早さが高く、特性はりきりによって超高打点を叩き出せる上、技範囲も非常に優秀であるため、対面操作で有利対面を作った時の制圧力が1番高いポケモンだと"信じて"採用。

 

③ドラパルト

タイプ:ヌルはパッチラゴンやウオノラゴンなどの火力オバケがいるときは流石に初手に置きたくないため、その辺りがいた時に安定して初手に置けるようなポケモンが欲しかった。

ドラパルトは、環境に存在するポケモンのなかで1番速く、「とんぼがえり」によって対面操作も可能なため構築との相性もいいと感じ採用。

 

④水ロトム

ここまででステルスロック+アーマーガア展開の処理に不安を感じたため、そこに強く、第2のクッションにもなり得て対面操作も可能な水ロトムを採用することに決めた。

 

-----------------ここからはオリジナル------------------

 

ニンフィア

ここまでで受け回しに対抗する手段がかなり薄いと感じていたため、流行していたドラパルト+受け2枚のような選出に対し、「みがわり」と「バトンタッチ」を用いた対面操作が非常に強力な崩しの手段になると考えニンフィアを採用。

後攻バトンによる対面操作も可能なため第3のクッションとしての機能も果たす。

 

ルチャブル

ヌオーやナマコブシのような特性を盾に硬い守りをとってくる構築に対する攻めの駒が欲しかったため、かたやぶりによって特性を無効化でき、ダイジェットやダイナックルによる抜き性能を備えたルチャブルを最後に採用した。

 

 

個体詳細】

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タイプ:ヌル@しんかのきせき

性格:のんき

特性:カブトアーマー

実数値:201(244)-115-154(196)-115-124(68)-57(個体値0)

技構成:ブレイククロー/とんぼがえり/電磁波/凍える風

調整意図:

◇A192ヒヒダルマの鉢巻「ばかぢから」確定耐え(84.5~99.5%)

◇C194インテレオンの雨「ダイストリーム(威力150)」15/16耐え

◯最遅

 

7世代のランドロスに1番近いポケモン

あらゆる攻撃を受け流し、「とんぼがえり」で対面操作を行うことができる。

「とんぼがえり」の弱点として、「みがわり」が挙げられるが、後ろにすりぬけドラパルトやニンフィアを採用することで克服している。

 調整に関しては、HBに振り切っている人も多いが、特防に少し振るだけで気持ち特殊ポケモンに投げやすくなるためこのようになっている。

技構成は、一致打点で後ろと合わせて崩しの起点を作ることが可能な「ブレイククロー」、対面操作技として「とんぼがえり」、後続のアタッカーの補助のための「電磁波」、トゲキッススピンロトムなどのラムの危険性の高いダイジェット組の起点回避として「凍える風」を採用した。

アイアントとわざわざ組み合わせなくても強いため、この先かなり活躍の可能性があるポケモンだと感じた。

 

 

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アイアント@いのちのたま

性格:ようき

特性:はりきり

実数値:137(28)-161(252)-132-*-68-173(228)

技構成:であいがしら/アイアンヘッド/雷の牙/ばかぢから

調整意図:

◯準速インテレオン抜き

 

凄まじい火力の先制技と攻撃範囲、そして高い素早さ、エースとしての才能を全て合せ持つポケモン、だと思っていた。

このポケモンは使ってみるとわかるが、ドラパルトが相手の構築にいるだけで簡単にダイマックスをきれないため、はりきり適用の命中80技で序盤は戦わなければいけない。つまり20%の負けが常につきまとい、安定しないという弱さがあった。

ただ、シーズン1はとにかく楽しくポケモンをやるのが第1目標だったため、そういう意味ではとても自分にあっているポケモンだった。

調整に関しては、素早さを173以上にするメリットを感じなかったためあまりをHPに振っている。

技構成は、サザンドラヒヒダルマを一撃で落とせる強力な先制技である「であいがしら」、タイプ一致のメインウェポンとして「アイアンヘッド」、アーマーガアやギャラドスに対する打点として「雷の牙」、ダイマックスしたバンギラスドリュウズをそのまま落とせる「ばかぢから」を採用。

「ばかぢから」はあまりにもギルガルドが重かったので、ドリュウズにも通る「じだんだ」でもよかったと感じた。

展開としては、ダイマックスしないと受からないという状況を作り、アイアントを釣り餌にしてダイマックスを誘導、タイプ:ヌルに引いてダイマックスターンを稼ぐ。そのあと、アイアントダイマックスして全抜きというのが理想である。

持ち物に関しては考察不足で、オッカのみなどを今後試して見たい。

80%を許容できる人でないと使えないポケモンではあるので注意が必要。

 

 

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ドラパルト@こだわりスカーフ

性格:ようき

特性:すりぬけ

実数値:163-172(252)-96(4)-*-95-213(252)

技構成:ドラゴンアロー/ゴーストダイブ/鬼火/とんぼがえり

調整意図:

◯最速

 

初手に置いてとんぼがえりから展開することもできるし、終盤のスイーパーもできるし、ダイマックスしても強いとかなり万能なポケモン

最速をとることで砂下のドリュウズの上をとることができたり、2加速したギャラドスの上をとることができ、立ち回りの柔軟性を確保することができた。

技構成は、安定した一致打点として「ドラゴンアロー」、ダイマックスターンを削ったりダイホロウで崩しを行える「ゴーストダイブ」、構築全体で重たいドリュウズに対して抵抗することができダイウォールに変えることができる枠としての「鬼火」、そして対面操作技である「とんぼがえり」を採用した。

選出に困った時に出しておけばいいというくらい強く、スカーフポケモンの中では群を抜いて強いと思っている。

 

 

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ロトム(ウォッシュ)@オボンのみ

性格:図太い

特性:ふゆう

実数値:157(252)-63-159(140)-133(60)-128(4)-113(52)

技構成:ボルトチェンジ/ハイドロポンプ/悪巧み/悪の波動

調整意図:

◇A187ドリュウズのかたやぶり「地震」を15/16耐え

◯準速ギルガルド抜き

 

カバルドンやアーマーガアに明確に強く、HBに努力値を割くことで、第2のクッションとしても働いてくれたポケモン

調整は、ドリュウズが相手にいる時に選出をためらわないためのHBを確保し、重たいギルガルドに少しでも有利になるよう素早さを設定し、あまりを火力に回した。

技構成は、対面操作のできる「ボルトチェンジ」、一致打点の「ハイドロポンプ」、後述するニンフィアと合わせて受け回しを崩すことができるよう「悪巧み」と「悪の波動」を採用した。

クッション性能、崩し性能ともに高く、相手にとって『めんどうなポケモン』にできたと感じる。

 

 

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ニンフィア@たべのこし

性格:ずぶとい

特性:ファアリースキン

実数値:201(244)-63-128(252)-132(12)-150-79(個体値29)

技構成:ハイパーボイス/あくび/みがわり/バトンタッチ

調整意図:

◇A152パッチラゴンのはりきり命の珠「ダイサンダー(威力130)」確定耐え(84~99.5%)

◇A142ウオノラゴンの「エラがみ」確定耐え(79.6~94%)

◆H166D100ウオノラゴンを「ハイパーボイス」で乱数1発(13/16)

同族意識の実数値79

 

ここまでで重かった格闘タイプ(ローブシンやネギガナイト等)に強く、終盤増加傾向にあったドラパルトやスカーフサザンなどの潰し枠を入れた受け回しに対抗する手段をもつポケモンとして考えた。

 

ヌオーやドヒドイデの「熱湯」を「みがわり」が耐えるため対面さえできれば「あくび」で相手を眠らせながら「みがわり」を「バトンタッチ」することが可能であり、強力な起点作成が可能である。

バトン先にアイアントを置くことで、不安要素である命中率を最低限カバーすることもできるため、構築的な相性もかなり良い。

前述したロトムもバトン先としては優秀で、受けにくるトリトドンは「みがわり」を壊すことができないため悪巧みからのダイアークで逆に餌にすることができた。

また、後述するルチャブルは1度積んでしまえばドラゴン勢に止められることもないため非常に強力な崩しを用意することができた。

またこのニンフィアはウオノラゴンやパッチラゴンなどのタイプ:ヌルでは相手にしたくないポケモンにも最低限の仕事はできるためスタン的な構築にも積極的に選出していくことができた。

素早さ実数値を落とすことで、相手のニンフィアのあくびループを解除しながらバトンタッチでアイアントを降臨させるような動きも可能にしている。

この構築の中で1番考えたポケモンなだけにかなり活躍を見せてくれた。

 

 

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ルチャブル@ラムのみ

性格:ようき

特性:かたやぶり

実数値:153-144(252)-95-*-84(4)-187(252)

技構成:ブレイブバード/インファイト/剣の舞/雷パンチor炎のパンチ

調整意図:

◯最速(+1最速バンギラス抜き)

 

最後に構築に入ってきた崩し要因。

ここまででヌオーがあまりにもめんどくさかったので、かたやぶりによって貫通することができるルチャブルを採用した。

 前述した通り、ニンフィアが眠っているポケモンかみがわりのどちらかは最低でもバトンすることができるため安全に「剣の舞」積むことができる。

その過程で1番されて嫌なのが、ドラパルトのすりぬけ「鬼火」だったので保険としてラムのみを持たせている。これによって、カバルドンカビゴンのような並びに対しても積極的に選出できるようになった。

バンギラスドリュウズに対してもかなり有利が取れるため、バンギラスに対してタイプ:ヌルのとんぼがえりから着地させる際に龍の舞のケアができるよう最速をとっている。

技構成は、ダイジェットにもなる高打点として「ブレイブバード」、格闘技で命中安定で強力な「インファイト」、崩しを行うための「剣の舞」、アーマーガアやギャラドスに対する打点として「雷パンチ」を採用した。「雷パンチ」はヌルアントミラーを意識して最初は「炎のパンチ」にしていたが、全然マッチングしなかったため「雷パンチ」に変更している。

 

 

【選出について】

スタンダードな構築に対しては基本的にクッション+攻め+αで選出し、ダイマックスを誘ってクッションで枯らす、のちにこちらのダイマックスを通すということを心がけた。

受け回しに関してはニンフ@2の選出をし、ドヒドやヌオーの前でみがわりをバトンタッチし、崩しを遂行した。ドラパルトが相手の構築にいるときは簡単にダイマックスを切らず、みがわりが残った状態で積むことができても、我慢して引き、相手のダイマックスを使わせてから、こちらのダイマックスを通す動きを徹底した。

 

 

【最後に】

この構築は結果を見てもらえばわかると思いますが振れ幅の大きい構築です。 

命中不安を多投しているため、運が平等で立ち回りも完璧なら勝率80%はキープできて上位に食い込むこともできるが、技を外し始めると一気に順位が落ちます。

今回はその落ち目が時間の終盤にきてしまい、順位を戻しきれずに敗北しました。

というか2桁で終われたと思って気を抜いていたら3桁で泣きそうです。(笑)

クッション3、攻め3の綺麗な形に構築をまとめることがきたと感じており、完成度もかなり高いと自負しているのでぜひ使ってみてください。

 

1/5(日)に構築紹介の動画も自身のチャンネルであげるつもりで、レンタルパーティもそこで公開する予定なので気になる方はチャンネル登録もぜひお願いします↓

では

 

Youtubehttps://www.youtube.com/channel/UCUR5Eg2dU2RFygBWyfkkIEQ

 

 

 

@ir_poke