【剣盾S5使用構築】カバルドン+型破りドリュウズ【最終28位】

どうも、いろはです。

今回はランクマッチシーズン5で使用した構築を紹介します。

 

【結果】

最終28位

 

【概要】

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【コンセプト】

1.ミミッキュを採用しない

2.ダイウォールを全てのポケモンが使えるようにする

 

【構築経緯】

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ステルスロック+スカーフ型破りドリュウズ』が"TOP6"や"ダイマ+タスキ+ミミッキュ"に強く、構築の軸として添えようと考えた。

場を整えてドリュウズを展開するためのステロ要員としては、砂かきドリュウズを相手に警戒させられる点や、ドリュウズの苦手な相手に行動回数を稼ぎやすいカバルドンが適任だと考えた。

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次にドリュウズとの相性補完に優れ、カバルドンを展開しにくいギャラドス入りに対して有利に展開できる威嚇ギャラドスを2枚目のエースとして添えた。

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カバルドンを使う上で、ヒヒダルマにクッションとして機能するポケモンが欲しかったので、流行していたナットレイやあくびカビゴンも崩せることを評価して残飯ギルガルドを採用。

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ドリュウズギャラドスではドラパルトに一方的に崩されかねないので、ダイホロウの一貫を切ることができ、状態異常にも抵抗力を持つのろいカビゴンを採用。

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ここまででエースが物理によっていたので、ドラゴンの一貫を切ることができ、ほぼ全ての構築に選出していけるメガネトゲキッスを採用し構築が完成した。

 

 

【個体詳細】

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カバルドン@バンジのみ

性格:腕白

実数値:215(252)-132-154(+12)-*-123(244)-67

技構成:地震/あくび/ステルスロック/ふきとばし

調整意図:

HD:ラプラスの特化キョダイセンリツ確定耐え

 

ドリュウズギャラドストゲキッスと相性のいいステロ要員。

ステルスロックからのあくびでエースを通しやすくする。

調整はHDに厚く振ることで、ラプラスがいても選出を躊躇しないようにしている。

受け出して展開することも多かったので、行動回数を稼げる可能性の高い混乱実を持たせている。

鉄壁やコットンガードで要塞化されたポケモンを一度流したいことが多かったので「ふきとばし」は必須だと感じた。

このポケモンのおかげでダイマックスを強く使うことができた。

 

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ドリュウズこだわりスカーフ

性格:陽気

特性:型破り

実数値:185-187(252)-81(4)-*-85-154(+252)

技構成:地震/アイアンヘッド/瓦割り/剣の舞

 

前期使ってみて、あまりに使用感がよかったので軸として続投した。

ダイマックス技の能力上昇を有効的に働かせるための「あくび」、タスキに止められなくする「ステルスロック」ができるカバルドンと組ませることで、よりその真価を発揮した。

カバルドンのおかげで選出段階では砂かきを警戒してくるため、水ロトムを誘ってカモにすることができた。

ダイウォールのための「剣の舞」は、有利展開で積んだ場合に相手のダイマックスを誘発させ、こちらはダイマックスせずにカバルドンでもう一度展開を作りにいく、など立ち回りの幅を作る『見せ技』として機能した。

これまで攻め構築にはミミッキュが必須だと考えていたが、このポケモンをエース運用してみて、ミミッキュへの考え方がまた大きく変わった。

 

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ギャラドス@オボンのみ

性格:意地っ張り

特性:威嚇

実数値:191(164)-171(+84)-100(4)-*-121(4)-133(252)

技構成:滝登り/飛び跳ねる/龍の舞/挑発

調整意図:

H:16n-1(4nの方がいい説はある)

S:準速

A:余り

 

相手のギャラドスカバルドンに有利展開を作ることができる点を評価して採用。

初手に出てきやすいラムカビゴンやあくびカビゴンに威嚇+挑発で強く、地割れも無効なため環境的にはかなり動きやすいように感じた。

「挑発」は多かったチイラのみミミッキュに対して、みがわり連打を拒否することでそのまま突破できたり、トリックルームでの切り返しを拒否するためにも役に立った。

また従来のカバマンダのように、威嚇からカバルドン下げで行動回数を稼ぐ動きや、威嚇からガルドバックでみがわりを残しにいく動きなど柔軟な立ち回りを可能にしてくれた。

環境に増加していたナットレイもHPが削れていれば起点にしながら倒すことができ、選出を戸惑うような構築はあまりなかった。

耐久調整は、幅広く打ち合って欲しかったため特に仮想敵を設けるようなことはしなかった。

威嚇ギャラミラーやトゲキッスを考えて準速にしている。

 

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ギルガルド@残飯

性格:控えめ

実数値:165(236)-49-160-112(+252)-163(20)-80

技構成:シャドーボール/ラスターカノン/みがわり/キングシールド

 

サイクルを回す構築において氷技を受けられるポケモンは必須だと考え、その中でもヒヒダルマラプラスに弱くないギルガルドを採用した。

ほぼ全てのカビゴン対面でみがわりが安定択になり、有効打のない場合は一方的に倒すことができる。

はたきを持っていないナットレイに対してもみがわりを残しながら突破を狙えるため、環境的にはかなり追い風だったように感じる。

ギャラドスと合わせてサイクルを回したり、キングシールドで相手のダイマックスターンを枯らすこともでき、使いやすかった。

ラプラスのと撃ち合うことが多かったので、下から攻撃できるようSは無振りとした。

 

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カビゴン@フィラのみ

性格:腕白

実数値:261(204)-134(28)-128(+252)-*--133(20)-51(4)

技構成:空元気/DDラリアット/のろい/リサイクル

 

ドラパルトに強く、状態異常に耐性のある積みポケモンとして採用した。

明確な役割対象はいないが、2枚の選出が決まり、他のどれも出したくない時によく選出していた。

ギャラドスで威嚇を入れてから引いてのろいを積んでいく立ち回りや、後述するトゲキッスで受け駒にトリックを決めてから起点していく動きが強力だった。

最終日はほとんど鬼火をうたれることがなかったので、「空元気」は周りと追加効果の相性がいい「のしかかり」に変更するべきだったかもしれない。

DDラリアット」はドラパカビのような構築に出しやすくなるので役割としては正解だったように感じる。

ダイホロウが強すぎるのでノーマルタイプは必須だと思っている。

 

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トゲキッス@こだわりメガネ

性格:控えめ

実数値:191(244)-*-116(4)-173(+140)-136(4)-115(116)

技構成:エアスラッシュ/マジカルシャイン/火炎放射/トリック

調整意図:

H:16n-1

HB:ギャラドスの特化珠ダイジェット確定耐え(目安)

HD:ラプラスの特化キョダイセンリツ87.5%耐え(目安)

S:準速バンギ抜き抜き

C:余り

 

ドラゴンの一貫を切ることができ、ドリュウズカビゴンと攻撃の相性がいい枠として採用した。

耐久にガッツリ振ることで初手おきしやすくなり、先攻ダイマで逃げ切りを狙ってくるパターンに対してもダイマターンを2ターン使わせることができ、後続での切り返しが楽になる。

初手に誘うタスキやオッカのみを持ったナットレイがほぼ突っ張ってきたので、エアスラを選択していた。

意図としては、タスキならジャイロで落とされてしまうがBに振っていないため後続のドリュウズのダイナックルで落とせる。オッカのみならジャイロを耐えるためエアスラ2回で対面勝てるといった感じである。(怯めばノーダメージで突破できるが)

並び的に必ず選出されるタラプや弱保を持ったアーマーガアは、ビルドアップ際にこのポケモンに交換した場合ダイマックスしてくることがほとんどだったので、トリックをすることで後続のカビゴンギルガルドで逆起点にしていた。

Sラインが115だと足りないように思うかもしれないが、耐久が活きて勝つ試合が圧倒的に多かったので、この調整は正解だった。

 

【選出について】

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ギャラドス、アーマーガアのいない構築にはこの選出ができるか考える。

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ギャラドス入りの構築にはこの選出が多かった。

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アーマーガア入りの構築にはこの選出が多かった。

 

その他、柔軟に選出していく。

 

【感想】

今期の構築は8世代で作ったどの構築よりもいい出来になったと感じている。

持ち物を回復アイテムとこだわりアイテムに絞ることでサイクルをしながらダイマックスを柔軟に切ることができたり(タスキやミミッキュがいると立ち回りが制限される)、極力命中不安技を除いた構成にできたことが気に入っている。

こんな楽しいゲームが切断バグで非難されるのはあまりに悲しい。

この記事をみていて切断バグを使用していた人がいるなら絶対にやめて欲しい。

4シーズン連続で50位以内をとることができているのでこのまま安定して上位に居座れるようこれからも向上心を持って頑張りたい。

 

最終日の熱い対戦をどんどんYouTubeに投稿していくのでこちらもチェックしてみてください↓

https://www.youtube.com/channel/UCUR5Eg2dU2RFygBWyfkkIEQ

 

 

【シーズン5の思考】

見にくくなると思い、コンセプトの説明は省いていたためここで少し書き記しておく。

1.ミミッキュを採用しない 

ここ3シーズン攻め寄りの構築を使う時に欠かさずミミッキュを採用していたが、前期から本当に必要なのか怪しさを感じていた。

なぜ怪しさを感じていたかというと、ミミッキュは性能的に受け出しすることが難しいため、状況に応じてダイマックスを切るようなサイクル気味の構築にいれると立ち回りに制限がかかってしまうからである。

本来なぜ攻め構築にミミッキュが入っているかという話をすると、相手のミミッキュがきついというのが1番にあがると思う。

つまりミミッキュがきつくなければ、ミミッキュを採用しなくても勝てるのではないかということを検証してみたかったということである。

これはスカーフ型破りドリュウズを継続して使うに当たって思いついたことである。

2.ダイウォールを全てのポケモンが使えるようにする

まず私は最近流行りの初手ダイマックス構築を強いと思っていない。

ダイマックスは相手のポケモンを倒しながら後ろのポケモンに対しても有効に働く能力上昇をするのが1番強い戦い方なのは誰もが理解していると思う。

初手でダイマックスするということは目の前のポケモンしか見えていないのに、裏のポケモンに有効な能力上昇を選択しないといけないということだ。また相手がそのダイマックスをケアして引いてくる可能性まで考えると、うまくいっても正直噛み合ったとしか言えない。

ダイマックスを強く使う条件は2つあると思っていて、1つ目は相手の選出を暴くこと、2つ目はダイマックスのタイミングをずらすことにある。

1つ目は簡単で、構築にあくびを持ったポケモンを入れたり耐久の高いポケモンを採用してサイクルができるようにすればいいだけである。

2つ目は意外と難しく、いつ選択されるかわからない相手のダイマックスを、ダイマックスせずに凌ぐのは簡単なことではない。ただダイマックスさせたいポケモンにダイウォールがある場合、相手のダイマックス技を2ターン凌ぐことができれば、タイミングをずらすことができる。

つまり全てのポケモンがダイウォールを使えるということは、ダイマックスを強く使うことにつなげやすいということである。

 

Twitter:@ir_poke