【剣盾S21使用構築】黒バドレックス×ATフィールド【最高2140/最終1980】

はい、どうもいろっちゃんねるのいろはです。

今回は「禁止伝説1体、ダイマックスなし」ルールの構築を紹介します。


黒バドレックスをポリゴン2で対策した気になっている人を「ワイドフォース」でぐちゃぐちゃにできる楽しい構築です。


【概要】

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【構築経緯】

f:id:irohapoke15:20210922052925p:plainカプ・テテフf:id:irohapoke15:20210922053021p:plain

環境TOPのザシアンを上から縛りやすい「こだわりメガネ」を持った『黒バドレックス』から構築を組み始めた。

まず、黒バドレックスの技が「ザシアン+ポリゴン2」というメジャーな並びに一貫しないという弱点を克服しようと考えた。そこで、サイコフィールドの強化が入れば「ワイドフォース」が一貫することに気づき、『カプ・テテフ』の採用が決まった。

理想的な動きをするためにはサイコフィールドの能動的な管理が必要だと考え、ザシアンに対してクッションとなれる『HBランドロス』を採用した。

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ワイドフォースを用いた崩しは非常に強力だが、「ザシアン+悪」や「ノーマル+悪」の並びを崩すことは難しい。

そこで、前者に対して「ちょうのまい」+「炎×虫」の範囲で崩しを行える『ウルガモス』を採用。

次に、後者に対して強力な格闘打点で崩しを行うことができ、構築に足りない速さを補ってくれる『ゴリランダー』を採用した。

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最後に「ザシアン+メタモン」の並びに抗うため『ファイヤー』を採用し、構築を完成とした。



【コンセプト】

・黒バドレックスを強く動かせる環境を作る

・ザシアン構築に7割以上勝つ



【個体詳細】

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黒バドレックス@こだわりメガネ

特性:人馬一体

性格:臆病

実数値:175-94-101(4)-217(252)-120-222(+252)

技構成:アストラルビット/ワイドフォース/サイコショック/リーフストーム

重要なダメージ:

・PFワイドフォース

H199D136ザシアンに52.7~62.3%  /  H191D116ポリゴン2に86.3~102.0%

リーフストーム

H175D81悪ウーラオスに112.0~132.0%  /  H191D116ポリゴン2に47.6~56.5%


きあいのタスキ型は択が発生しやすく安定行動をとりづらいと感じたため、条件さえ整えば技の一貫を作って全てを破壊できる「メガネ型」で採用した。

後述するカプ・テテフと合わせると、ワイドフォースで「ザシアン+ポリゴン2」を簡単に崩せることが魅力で数多のイージーウィンを作り出してくれた。

リーフストームは「HP半分のポリゴン2+悪ウーラオス」の並びに一貫したり、バンギラスを崩すために重宝した。

メガネ型でよく採用される「トリック」だが、結局交代読みで打つことになり全く安定しないため、一貫のとりやすい攻撃技で範囲を確保したほうが強いと考えている。

4倍弱点が2つもあり奇襲されることが多いと思っている人も多いが、先発に出さないだけでその弱点はかなり緩和されることを覚えておくといい。



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カプ・テテフきあいのタスキ

特性:サイコメイカ

性格:控えめ

実数値:145-81-96(4)-200(+252)-135-147(252)

技構成:サイコキネシス/ムーンフォース/挑発/自然の怒り


サイコフィールドを展開できる先発要因として採用した。

イエッサンとの差別化点は以下の通りである。

きあいのタスキを持つことでザシアンを「自然の怒り」で確実に半分削ることができ、黒バドレックスの「ワイドフォース」圏内にスムーズに入れることができる。また、「挑発」を持つためポリゴン2の「自己再生」を許さず、後続で処理がしやすい環境を形成できる。さらにフェアリータイプを持つことで、黒バドレックスが苦手な悪タイプに強い。

耐久振りムゲンダイナをサイコキネシスで倒すために準速で採用したが、環境の水ウーラオスの素早さがこのラインより低めに設定してあることが多く、あまり困ることはなかった。

ワイドフォースを活かすためのサイコフィールドだが、「先制技無効」という効果も黒バドレックスと相性がよく、「かげうち」や「不意打ち」を縛って勝つ試合も非常に多かった。



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ランドロスゴツゴツメット

特性:威嚇

性格:腕白

実数値:196(252)-166(4)-156(+252)-*-100-104(個体値16)

技構成:地震/岩石封じ/蜻蛉返り/ステルスロック


サイコフィールドのターンを管理するために必要な「ザシアンに後投げして対面操作ができる枠」としてHBランドロスを採用した。持ち物はスリップダメとアストラルビットでザシアンを削り切る目的でゴツゴツメットとした。

悪ウーラオスの「あんこくきょうだ」を2耐えする点も強く、クッションに挟んでからカプ・テテフウルガモスで処理する流れを作ることができる。

また、黒バドレックス軸で重くなりがちなチョッキゴリランダーに対しても、下から蜻蛉返りをしてカプ・テテフを着地させることで、グラススライダーを縛りながらサイコキネシスで処理が行える。



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ウルガモス@命の珠

特性:虫の知らせ

性格:臆病

実数値:179(148)-72-86(4)-168(100)-126(4)-167(+252)

技構成:火炎放射/虫のさざめき/ふきとばし⇔サイコキネシス/蝶の舞

調整:

HB:A182悪ウーラオスの「あんこくきょうだ」確定耐え(80.4~95.5%)/  A244ザシアンの+1「ワイルドボルト」確定耐え(80.4~94.9%)

C:H165D100ランドロスを+1「火炎放射」で確定(100.0~118.7%)/  H165D101ウオノラゴンを+1「虫のさざめき」で確定(100.0~118.1%)/  H201D119イベルタルを+1虫の知らせ発動「虫のさざめき」で確定(103.4~122.8%)


「ザシアン+悪」に強く汎用性の高い崩し枠として採用。

ランドロスで威嚇を入れながらザシアンの前で「蝶の舞」を積むことが勝ちに直結することも多い。

素の状態でウーラオスより速い点が優秀で、ランドロスでスリップダメを入れて上から処理する動きが強力だった。

火力アップアイテムを持っていない想定で、スカーフランドロスやウオノラゴンで処理を狙ってくるパターンが多く、その動きを「命の珠」の絶妙な火力で咎めることができる。

本来の役割を遂行するには「炎×虫」の範囲があれば十分で、技スペースが1つ余っている。サイコフィールドと合わせることでより強力になる「サイコキネシス」を採用していたが、ムゲンダイナ軸を崩すには基本的に黒バドレックスとカプ・テテフで間に合っている。

そこで最後の1枠に「ふきとばし」を採用した。

この変更によって、鋼タイプや毒タイプを採用していないため確実に選出されるゼルネアスを、ふきとばしてから黒バドレックスで処理できるようになった。

特性は、「蝶の舞」と珠ダメージである程度HPをコントロールできるため、機能することが多かった「虫の知らせ」で採用した。



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ゴリランダー@こだわりハチマキ

特性:グラスメイカ

性格:意地っ張り

実数値:193(140)-194(+252)-116(68)-91(4)-114(68)

技構成:グラススライダー/馬鹿力/はたき落とす⇔10万馬力/蜻蛉返り

調整:

HB:A222ザシアンの+1「きょじゅうざん」確定耐え(83.9~99.4%) / A182悪ウーラオスの鉢巻「あんこくきょうだ」確定耐え(82.9~97.9%)


ここまでで足りない速さを「先制技」で補える「ハチマキ型」で採用した。

「ノーマル+悪」に圧力をかけるだけでなく、ザシアンと共存率の高い「カバルドン+ウオノラゴン」の並びにも強いため構築の補完として優秀だった。

また、バンギラスに後出し→蜻蛉返り→黒バドレックス着地→「GFリーフストーム」の動きが強力で、HDバンギラスを80%以上削ることができるため次のサイクルで「アストラルビット」を一貫させることができた。

素早さに振った恩恵をあまり感じられなかったので、特化「きょじゅうざん」を耐えるよう調整すべきだったと反省している。



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ファイヤー@食べ残し

特性:逆上

性格:穏やか

実数値:197(252)-94-124(108)-121(4)-176(+116)-114(28)

技構成:燃え上がる怒り⇔イカサマ/エアスラッシュ/挑発⇔ふいうち/蜻蛉返り

調整:

HB:A244ザシアンの+1「きょじゅうざん」確定耐え(84.2~99.4%)/  A156ミミッキュの命の珠「じゃれつく」を15/16耐え(84.2~100.5%)/  A182ウーラオスの鉢巻「インファイト」確定耐え(76.1~89.9%)

HD:C217黒バドレックスの+1「アストラルビット」残飯込み3耐え(31.9~37.5%)/  +2「アストラルビット」残飯込み2耐え(42.2~50.2%)

C:H175D81ウーラオスを+1「エアスラッシュ」で確定(107.4~128.0%)


「ザシアン+メタモン」に対して黒バドレックスを通しにいくために採用した。

環境に存在するファイヤーは「悪巧み」と「ふいうち」を採用したアタッカー系統が多く、「蜻蛉返り」が考慮されなかったためクッションとしてうまく機能した。

バルジーナとの1番の差別化点は、黒バドレックスと組まれがちなウーラオスを逆上エアスラッシュで処理できる点である。また挑発をバルジーナの上から打てる点も強力だった。



【選出について】

各伝説について多かった選出パターンを紹介する。

1.f:id:irohapoke15:20210922052940p:plain+f:id:irohapoke15:20210922053021p:plain+f:id:irohapoke15:20210922052925p:plain (vsザシアン+ポリゴン2)

2.f:id:irohapoke15:20210922052940p:plain+f:id:irohapoke15:20210922053021p:plain+f:id:irohapoke15:20210922053055p:plain(vsザシアン+バルジーナ)

3.f:id:irohapoke15:20210922052940p:plain+f:id:irohapoke15:20210922053021p:plain+f:id:irohapoke15:20210922052925p:plain(vsムゲンダイナループ)

4.f:id:irohapoke15:20210922053142p:plain+f:id:irohapoke15:20210922053130p:plain+f:id:irohapoke15:20210922053055p:plain(vs黒バドレックス)

5.f:id:irohapoke15:20210922053130p:plain+f:id:irohapoke15:20210922052940p:plain+f:id:irohapoke15:20210922052925p:plain(vsカイオーガ)

6.f:id:irohapoke15:20210922052940p:plain+f:id:irohapoke15:20210922053055p:plain+f:id:irohapoke15:20210922052925p:plain(vsゼルネアス)

7.f:id:irohapoke15:20210922053021p:plain+f:id:irohapoke15:20210922052940p:plain+f:id:irohapoke15:20210922053055p:plain(vsイベルタル)



【雑感】

ダイマックスの使えないルールは新鮮で楽しかった。

終盤詰め込む形になってしまったが上位で戦える楽しい構築になったと思う。

黒バドレックス軸は、択を減らせる画期的な動きをバレずに使えたら最上位に食い込めると感じた、がこれ以上の動きは思いつかなかった。

これからの黒バド構築の記事が楽しみである。

主な動かし方は、Youtubeに動画をアップしているため見て欲しい。

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スペシャルサンクス】

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